みやけばなし

毎週金曜更新

もう歩きスマホなんてしない

今週のお題「ちょっとコワい話」

 

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それはまさに今日のことであった。

 

「アラサーのセクマイでカラオケ行きたい」

Twitterでぼやいていたところ

「行きたい!」

とリプがついていたため、調子に乗った私はツイプラで『アラサーセクマイカラオケ』というスレを立て、新宿でオフ会をするべく動き出した。思えば先月浅草寺に行ったとき引いたおみくじが凶だったのだから、もっと慎重に行動すべきだったのだ…

 

スレを立てたのが朝の通勤時間帯。知り合いからの質問に答えたりしながら参加予約を待つ。仕事が始まり別棟に移動&小休止がてら、スレを覗く。朝10時くらいには最低企画人数の5人が集まっているのを確認、まぁ何とかなりそうだなと思いながらスマホをポケットに入れた。

 

   昼休みになったら、LINEにも質問が来ていた。『アラサーじゃないけど参加できるか?』話題がアラサーってだけだから別に大丈夫、と返す。そのときだった。

「何これ面白そう」

という突然のLINE。昔のバンドメンバーからだった。

「あれ?こいつセクマイだっけ?ていうかTwitter教えてたっけ?」

 

嫌な予感がほとばしり、私はドトールでLINEのトーク欄を片っ端からたぐった。

 

 

LINEのトーク欄に、無差別に『アラサーセクマイカラオケ』の告知メールの送信履歴が並んでいた

 

 

やばい、身内にまで送ってしまった!(父親は私のTwitterを知らない)

垢バレする!!!

 

速攻で「すみません間違えました!」と方々に送りまくったが、送信してしまったものはもう取り消し出来ない。父親トーク欄に送ってしまった告知文には無残にも『既読』の二文字が並んでいた。

 

とりあえず私は親友のアドバイス通り、ツイプラのスレを削除し、Twitterに鍵をかけ、TwitterIDを変えるという応急処置をとった。

父親から新たな既読はない。もうTwitterアカウントまでたどり着かれてしまったか…いや、そこまでするか?悶々としていると、また新たな通知がトーク欄に表示された。

 

 

JUN『送るの間違えてない?』

 

 

誰だこいつ?ああ、「JUN」ってことは弟か。いつの間にLINEの名前変えたんだ。

「ごめん、間違えた!」

とりあえず謝る。

JUN『まぁ興味ないし見てないけど笑』

まぁそりゃそうだろう。兄弟の開いてるオフ会とか別に興味ないわな。

JUN『Twitterやってるなら俺のアカウント見てもいいよ、病み垢だけど笑』

いや見たくないよ。興味ないよ。何が悲しくて兄弟のTwitter見なきゃいけないんだよ。

「いや本当に間違えただけだから大丈夫!」と返してお茶を濁した。

 

すると、JUNは『品の無い煽りと罵声を浴びせるだけのアカウント』とLINEネームを変えてきた。しかもプロフ欄に「あいつ死ねばいいのに」と書いてある。(自虐ネタとか、こいつ意外と粘着質に育ったな…)と思いながらトークルームを削除した。

 

そんな対応をしているうちに、別に父親だったらアカウントバレてもいいか、という境地に至ってきた。冗談がわからない人でもないし、母親にばらすことも多分ないだろう。別に見られて困るようなことも書いてないし。長いこと距離を置いていたが、母親はともかく、元々わだかまりがなかった父親とはもう和解してもいい頃合いかもしれない。いい潮時なのかもしれない。

 

しばらくして父親からLINEメールがきた。

「元気そうで何よりです(*^○^*)」

 

そうだ。この人は悪意はないのだ。ただ子供が元気でいてくれればそれでいいのだろう。Twitterも、たぶん見てないだろうし、こっそり見ていたとしても活動できなくなるような粘着はしてこないだろう。私は何となく、問題が発生する前よりどこか柔らかくなったような気持ちでLINEを閉じた。

 

 

しかし、なぜこんなことになってしまったのだろう?

調べた結果、ツイプラのスレの中に『LINE』のボタンがあり、それを押すと送る相手を選択する画面が出てきた。『送信』のボタンがやけにでかい。これで歩きスマホ中にとっさに画面を消さずにポケットに入れたときにでも誤送信したのだろう。歩きスマホ、ダメ、絶対。

 

あれ?

 

LINEの送信相手選択肢の中に、弟の本名の送り先が表示されている。アイコンも名前も元のままだ。何だ、変えてなかったのか。

 

 

『品の無い煽りと罵声を浴びせるだけのアカウント』って、誰だ?